自由を目指す飛べない鳥

とりあえずなんでも書いてみます。

自分のことについて改めて考えさせられる本

「人間は9タイプ 仕事と対人関係がはかどる人間説明書」 坪田 信貴 KADOKAWA

 

上記の本を読んだ。血液型で分類したりすることも好きなほうなので、タイトルで読みたくなってしまった。

この本では、人間にはそれぞれタイプがあり、タイプごとに特徴(強みや苦手なこと等)があり、接し方や仕事の仕方もタイプに合わせたやり方がある、ということを言っている。個人的には普通に実践しているつもりだが・・・

しかし、本文を読んでいくと著者が感じている世界では、

「しかし、世の中の多くの親御さんや教師のみなさん、そして社会人のみなさんは、”相手のタイプに合わせてアプローチの仕方を変える””自分のタイプに合わせて生き方を変える”ということを、ほとんど実践されていないと思うのです。というか、そもそもそうした発想自体がないようにも思えます。
実際、多くの指導者の方は、部下(や子ども)が「自分に合わせるべき」という意識でおられるようです。そして、自分の方針に「合わない」となれば、「素直じゃない」、「使えない」、「気が利かない」、「こいつはダメだ」というレッテルを貼って、半ば切り捨ててしまう・・・・・それはすごくもったいないし、乱暴なことだと思うのです。」 (※本文から引用)

 

・・・職場ではよくある話で、実際に自分もやってしまっている部分はあるな、と感じた。この文章だけでもかなり引き込まれた。さらに、

「僕は「”仕事ができない”と思われている人」、「怒られてばかりで自分に自信がない人」、「社会生活への自信や興味を喪失して引きこもっている人」・・・・そんな人たちこそが日本の隠れた資産だと信じています。」(※本文から引用)

・・・なるほど。確かに、職場でそう思われている人達がみんな元気になって出来る範囲で頑張ってもらうだけでも、世の中は明るくなりそうな気はする。実際にはそういう人たちはつぶれてしまう可能性が高いが・・・

タイプごとの説明個所に入るまでにも読み応えがある本である。もう少し書きたいが時間がない・・・後で追記する。

 

2017/11/25 追記

9タイプのどのタイプもそれぞれの強みがあり、悪いタイプはない。というか良い悪いという判断を度外視して、特徴として捉えている点でこの書籍は素晴らしいと感じた。正しさの基準ではなく、ありのままのその人の特徴をまずは受け止めましょうというメッセージが込められている。そして基本路線は強みを伸ばすことで、社会や組織に対して貢献していきましょう、誰でも、どのタイプの人でもそれは出来ますよ、と伝えている。

筆者のような考え方で人材育成する人が増えたら、どんどん面白い人材が育つんじゃないかな、と感じた。そして、自分のタイプに合わせて生き方を変えるための具体的なアドバイスもタイプ別に記されており、非常に参考になる。

何度も読んで、内容が自然に実践出来るようにしたい書籍である。